フォトウェディングのヘアメイクって何をしてくれるの?ヘアメイク未経験の方向けに徹底解説

公開日:2025/05/22  

ヘアメイク

近年、若い世代を中心にフォトウェディングの人気が高まっています。衣装や撮影場所ばかり注目されがちですが、実は写真の仕上がりを大きく左右するのは「ヘアメイク」と言われています。しかし、これまでプロのヘアメイクを受けたことがない方にとっては「何をしてくれるの?」と疑問を持つことでしょう。そこで今回は、フォトウェディングの基本から理想のイメージを伝えるコツまで、初心者向けにわかりやすく解説していきます。

フォトウェディングのヘアメイクはどこに依頼する?

結婚は、人生における大きなイベントの一つです。なるべくきれいな姿で写真に収めたいと思うのは当然のことです。

フォトウェディングは、大きく分けて「スタジオ撮影」「ロケーション撮影」の2種類があります。スタジオ撮影は、その名の通りフォトスタジオでの撮影のことです。雨天によるスケジュール変更がなく、予約から撮影までに時間が空くことはそれほどないため、忙しいお二人にぴったりです。

スタジオ撮影の場合は、ヘアメイクはプランに含まれていることがほとんどです。別でヘアメイクを手配する必要がなく、スタジオの担当者と打ち合わせを進めていきます。

一方、ロケーション撮影とは、スタジオ以外で撮影を行う方法です。海辺やお花畑などの屋外はもちろん、洋館や神社仏閣といった屋内など、二人の希望に合わせて自由にロケ地を選ぶことができます。

ロケーション撮影のヘアメイクは、撮影をどこに依頼するかによって異なります。ブライダル会社やフォトスタジオに依頼する場合はプランに含まれていることがほとんどですが、フリーのフォトグラファーに依頼するのであれば、自身でヘアメイクを手配する必要があります。

なお、セルフメイクでも撮影は可能ですが、普段あまりメイクをしない方やドレスに合わせたヘアアレンジが難しいと感じている方は、写真映えするメイクを熟知しているプロに任せることをおすすめします。

フォトウェディングでプロのヘアメイクは必要?

フォトウェディングは、結婚式場での挙式や披露宴を行わないため、コストを抑えられる点が魅力的です。中には、さらに費用を抑えるために、ヘアメイクを自身でやってみようと考えている方もいるかもしれません。

しかし、満足のいく写真撮影を実現するためには、プロにヘアメイクを任せるのがおすすめです。フォトウェディングの現場では、特殊なライティングを使用しています。光の反射具合によっては色が飛んでしまうこともあるため、撮影に適したメイクを施す必要があります。

また、撮影ではウェディングドレスや和装など、豪華でボリューム感のある衣装を着用します。普段着に合わせたメイクだと衣装に見劣りしてしまう可能性が高いため、衣装の華やかさとバランスの取れたメイクが欠かせません。

フォトウェディングに特化したスタイリストは、撮影に適したメイクスキルを持っているため、色飛びや衣装のボリューム感に負けるといった心配がありません。肌トラブルやコンプレックスを抱えているという方も、目立ちにくいようにうまくカバーしてもらえます。

また、撮影時間も考慮してメイクアップしてくれるので、撮影の終わりまでメイク崩れを心配することなく、落ち着いて撮影に臨めます。

メイクはどこまでしてくれる?

フォトウェディングにおいて、プロのヘアメイクが重要であるということはお伝えしましたが、実際にどのようなメイクを施してくれるのか、気になる方も多いことでしょう。本項目では、撮影当日のメイクの流れをくわしく紹介します。

ヒアリング

仕上がりを左右する最も重要な工程が「ヒアリング」です。新婦の希望に沿ったメイクを実現するためには、丁寧なヒアリングが欠かせません

メイクのテイストや仕上がりのイメージが決まっているのであれば、ヒアリングの段階で相談してみましょう。理想に近い写真などがあれば、スマートフォンに保存して、スタイリストに見せるのも良いでしょう。

スキンケア

撮影当日は、すっぴんの状態からメイクを施すことがほとんどです。そのため、まずは新婦の肌の状態に合わせてスキンケアを行います。

スキンケアは、メイク乗りを左右する重要なポイントの一つです。しっかりと保湿をすることで、撮影の最後まで美しい仕上がりを保つことができます。

ベースメイク

スキンケアの後は、ベースメイクに入ります。撮影は長時間かかることもあるため、しっかりと丁寧に仕上げていきます。

マットに仕上げたい、ツヤ感を残したいなど、こだわりがあれば、事前に伝えると良いでしょう。

ポイントメイク

アイブローやアイメイク、チーク、リップなど、顔のバランスや骨格に合わせてポイントメイクを行います。アイシャドウの色味は、衣装に合わせて決定しますが、好みの色合いがあれば伝えると良いでしょう

撮影中のケア

撮影中のメイクのお直しもスタイリストの仕事です。撮影は意外と体力を使うものです。ファンデーションがよれたり、リップが薄くなったりしても、スタイリストにお直しを任せられます。

ヘアセットでどんなことをするの?

基本的には、新婦の希望に合わせてヘアアレンジを行いますが、衣装のテイストや雰囲気に合わせてお任せでオーダーすることも可能です。ヘアセットの流れを紹介します。

ヒアリング

まずは、新婦の理想のスタイルを丁寧に聞き取ります。どんなヘアアレンジにしたいのか、希望があれば最初に伝えておきましょう。

ヘアセットのベース作り

ヘアセットを長時間キープするためには、ベース作りが重要です。ホットカーラーなどを使って、まず下地を作ります。

ヘアセット

ウェーブのダウンヘアからアップスタイルまで、どんなアレンジでも美しく仕上げてくれます。衣装や新婦の雰囲気に合わせてヘアセットを施します。

なお、希望のスタイルがある場合には、前と後ろの両方が映った写真を用意することをおすすめします。前後の写真があると、理想のスタイルに近づけやすくなります。

アクセサリー

衣装やヘアセットに合わせて、アクセサリーを決めます。アクセサリーの位置や着け方にこだわりがあるのであれば、あらかじめ伝えておきましょう。

撮影中のケア

撮影を進めていくうちに、ヘアセットが崩れてくることもあります。撮影中もスタイリストがヘアスプレーなどを使って直してくれるので、どのタイミングでも完璧な状態を保つことができます。

ヘアメイクで後悔しないためのポイント

フォトウェディングの写真は、一生の記念に残る大切なものです。ヘアメイクで後悔しないためのポイントを解説します。

自分の好き嫌いを理解する

「プロだからお任せでいいのではないか」と考えている方がいるかもしれませんが、理想とするイメージは人それぞれ違うものです。ヘアメイクで失敗しないためには、自分の好みを理解し、スタイリストに伝えることが大切です。

たとえば、眉毛一つとっても、アーチ眉や並行眉、細め眉など、さまざまな形があります。その中で「自分には似合わない」「こんな形は嫌」と思う形が誰しも一つはあるものです。

スタイリストが骨格を見て「並行眉が似合う」と思ったとしても、新婦本人が気に入らないと、満足のいく一枚を残すことはできません。後から嫌な思いをしないためにも、まずは自分の「好き嫌い」を理解することが重要です

また、撮影当日に気になることがあれば、迷わず担当者に伝えましょう。事前に好きではないヘアメイクを把握しておくことで、後悔のない素敵なフォトウェディングを実現できることでしょう。

イメージ写真を持参する

スタイリストはどんなヘアアレンジでも対応できますが、イメージを言葉で伝えるのは難しいものです。理想のヘアスタイルがあれば、写真を用意して相談してみましょう。

なお、写真は1枚だけでなく、複数枚用意することが大切です。とくに、ヘアアレンジ後ろ姿だけでは前髪やおくれ毛のイメージを掴むのが難しいものです。

複数枚の写真を用意することで、理想のスタイルが伝わりやすくなります。

必要に応じて自分のメイク道具・ヘアアクセサリーを持参する

メイク道具にこだわりがある方は、フォトウェディング当日に持参すると良いでしょう。とくに、アイプチやつけまつげなどはスタジオに用意していないことが多いため、必要であれば担当者に相談して持ち込みましょう。

また、アレルギーがある場合も、必ず打ち合わせの段階で伝えておきましょう。どのような化粧品が合わないかを共有しておくことで、スタイリストはアレルギーに配慮したヘアメイクを施してくれます。

それでも心配な方は、自分が普段使っているメイク道具を持っていくと安心です。

アクセサリーの種類を確認する

ヘアアレンジにおいては、どのようなスタイルにするかも大切ですが、ヘアアクセサリーも忘れてはいけません。アクセサリー一つで大きく印象が変わります。

フォトスタジオで撮影するのであれば、事前にどんなアクセサリーを取り扱っているのか確認しておきましょう。希望のアクセサリーがあっても、撮影当日に使えるとは限らないため、あらかじめ担当者に相談しておくと安心です。

また、生花を使いたいと考えているのであれば、用意していない可能性が高いので、相談してみましょう。手配も含めて、事前に確認しておくことをおすすめします。

イメージと違うときははっきりと伝える

あらかじめ理想のイメージを伝えていたとしても、当日「なんか違う」と思うケースもあります。そんなときには、勇気を出してはっきりと伝えましょう。

フォトウェディングは一生に一度の思い出に残るイベントです。後悔しないためにも、遠慮せずにしっかりと意見を伝えることが大切です。

自分に似合うヘアメイクが分からない場合はどうする?

ヘアメイクで失敗しないためには、自分の好き・嫌いを理解することが大切とお伝えしましたが、いろいろな写真を見ても自分に似合うヘアメイクがわからないと悩む方もいることでしょう。そんなときには、思い切ってスタイリストにお任せするのも一つの手です。

ただし「嫌いなスタイル」だけは、伝えておくと安心です。似合うスタイルがわからなかったとしても、好きじゃないスタイルを伝えることによって、打ち合わせをスムーズに進められます。

また、具体的なイメージはわかなくても、好きな雰囲気の写真を用意しておくと安心です。スタイリストが、写真の雰囲気と新婦の顔立ちに合わせて、似合うヘアメイクを提案してくれます。

リハーサルメイクってやるべき?

リハーサルメイクとは、結婚式当日を迎える前にスタイリストと打ち合わせを行い、本番と同様のヘアメイクを施してもらうことを指します。中には、結婚式の前撮りにリハーサルメイクを行うところもあります。

フォトウェディングの場合には、リハーサルメイクがプランに含まれていないことが多く、希望する場合には別料金が発生するケースがほとんどです。リハーサルメイクをやるべきかどうか悩んでいる方がいるかもしれませんが、納得のいくフォトウェディングを実現するためにはリハーサルメイクを受けることをおすすめします。

自分の好みや似合うスタイルは、実際にヘアメイクをしてみないとわからないものです。また、ドレスや和装を着ると、普段のヘアメイクとは違うスタイルが似合うこともあります。

リハーサルメイクを行うことで、仕上がりを実際に確認することができます。また、スタイリストと理想のイメージを共有しやすくなるため、満足のいくフォトウェディングをかなえられます。

フォトウェディングにおすすめのヘアメイク

フォトウェディングのヘアメイクに悩んでいる方には、衣装の雰囲気に合わせて選ぶことをおすすめします。衣装に合わせてヘアメイクを施すことで、統一感が出て洗練された印象を与えられます。本項目では、ドレスの種類ごとにおすすめのヘアメイクを紹介していきます。

華やかなプリンセスライン×ハーフアップ

華やかなプリンセスラインのドレスには、ハーフアップのヘアセットがおすすめです。ハーフアップとは、髪の半分をアップにしたスタイルのことです。

顔周りがすっきりとして見えるので、ドレススタイルにぴったりです。ダウンさせた髪はふんわりと巻くと、可愛らしい印象になります。カチューシャやティアラなどのアクセサリーも映えます。

ハーフアップスタイルのときは、チークを鮮やかに仕上げて、リップはピンク系で優しい印象にするのがおすすめです。ツヤ感を残したベースメイクによって、透明感のある仕上がりをかなえられます。

王道Aライン×ダウンスタイル

結婚式の王道とされるAラインドレスには、ダウンスタイルで抜け感を出すのがおすすめです。ダウンスタイルとは、髪をそのまま下ろす髪型のことです。前髪はすっきりとまとめ、毛先はゆるく外ハネにすると、トレンド感が出せます。

ダウンスタイルはシンプルになりがちですが、アクセサリーやメイクが映えるので、しっかり個性を演出できます。大ぶりなヘッドドレスやヘアピンアレンジがよく似合います。

ダウンスタイルのときは、ブラウンリップに長めのアイラインで大人っぽく見せるのがおすすめです。シェーディングをしっかりと乗せることで、洗練された印象を演出できます。

大人っぽいマーメイドライン×タイトシニヨン

大人な雰囲気のマーメイドドレスには、タイトにまとめたシニヨンが似合います。シニヨンとは、耳下や襟足などの低い位置でお団子にまとめるスタイルのことです。

最近は、モードな印象のタイトシニヨンが人気を集めています。あえてアクセサリーは小ぶりなイヤリングやパールなどでシンプルにまとめることで、繊細かつ上品なイメージを表現できます。

タイトシニヨンには、赤リップが映えます。マットなアイシャドウでヘルシーな目元を演出すると良いでしょう。

ナチュラルなスレンダーライン×編み下ろし

スレンダーラインのドレスには、編み下ろしスタイルがおすすめです。編み下ろしスタイルとは、三つ編みやフィッシュボーンなど、編みながら一つにまとめて下ろすヘアアレンジのことです。

シルエットが美しく、アクセサリー選びによってさまざまな雰囲気を演出できます。カチューシャやベロアリボンを合わせるのはもちろん、可憐な印象のあるカスミソウをあしらうのも素敵です。

編み下ろしスタイルのときは、オレンジチークやブラウンアイシャドウでヘルシーなメイクがおすすめです。ツヤ感のあるリップでジューシーに仕上げましょう。

和装×アップスタイル

和装には、アップスタイルがおすすめです。重さのある衣装なので、すっきりとまとめたヘアスタイルが似合います。

前髪はゆるく巻いたり、おくれ毛を出したりして、抜け感を出すと良いでしょう。和装にあえて洋髪を合わせることで、個性のある一枚を残せます。

アクセサリーとしては、生花の胡蝶蘭やレースがあしらわれたものがおすすめです。また、メイクは、アイラインを長めに引いて、印象的な目元を演出しましょう。チークは控えめにして、赤リップで和モダンな雰囲気を出すと、おしゃれに見えます。

まとめ

近年、若い世代を中心に「フォトウェディング」の人気が高まりつつあります。フォトウェディングは、挙式や披露宴を行わない分コストを抑えられます。フォトウェディングを行う際には、衣装や撮影場所ばかり注目されがちですが、実際にはヘアメイクこそ仕上がりを大きく左右します。一生の記念に残る写真なので、ヘアメイクにはこだわりたいものです。コストを抑えたいからといって自分で行うと、ゴージャスなドレスや和装に負けてしまう可能性が高いため、その道のプロに任せることをおすすめします。事前にカウンセリングやリハーサルで希望のイメージを伝えることで、満足のいく写真に仕上がることでしょう。本記事が参考になれば幸いです。

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