白無垢を着たい！白無垢姿を写真で美しく残すには？

結婚式では洋装が多いですが、前撮りには和装も人気です。なかでも、白無垢はとくに人気の衣装。人生の一大イベントである結婚を記念する写真は、しっかりきれいに残したいものです。本記事では、白無垢の選び方やきれいな写真写りのためのコツをご紹介していきます。白無垢での前撮り写真を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

和装の中でも白無垢は人気！

結婚式でイメージする和装は、伝統的で格式の高い白無垢です。白無垢は、着物も小物も白で統一された衣装。室町時代からさまざまな式典に用いられ、明治以降は婚礼衣装として白無垢を着るようになりました。諸説ありますが、もともと白には、純潔を表し嫁ぎ先の色に染まるという意味が込められています。

年月を経て昔の意味合いとは変化しつつありますが、現代においてもまっさらな気持ちで人生をスタートさせるという意味で、白無垢は花嫁にふさわしい衣装といえるでしょう。和装の中でも、白無垢は婚礼儀式のときにしか着られません。挙式では洋装が一般的ですが、前撮りで白無垢が人気である理由は、この特別感にあるかもしれません。

白無垢を着るときは、着用する小物が大変多いという特徴があります。打掛に掛下、懐剣、綿帽子や角隠しなど多くの小物があり、着付けには多くの時間がかかります。しかし、白無垢を着る格式の高さを実感することで、凛とした心構えで結婚にのぞめるでしょう。

白無垢選びのポイント

白無垢はどれも真っ白で同じではないかと思われがちです。しかし実際は、色や素材、生地の織り方、柄、技法などさまざまな種類があります。白無垢選びのポイント5つを解説しましょう。

色

同じ白とはいっても、微妙な違いがあります。蛍光灯のような青みが買った純白は、肌色が白く、髪や瞳が黒い方によく似合います。陶器のようなオフホワイトは、日本人の肌になじみやすいやわらかな白です。やや黄色がかったアイボリーはどんな肌色の方にもなじみやすく、肌を明るく見せられます。

素材

白無垢に使用される生地は素材によって3種類あります。正絹は絹100%で織った生地で、もっとも高価な生地です。光沢感があり肌ざわりがよく、着くずれしにくいのが特徴。化学繊維は化学繊維の意図で織った生地で、正絹と比較し安価です。

硬く張りがあり、着くずれはしやすいのが特徴。交織は絹糸と化学繊維の糸を用いて織った生地で、着心地のいい正絹とリーズナブルな化学繊維のいいところを持ち合わせたものです。

生地の織り方

生地の質感は織り方で違いがあります。綸子（りんず）は撚りのない生糸を用いた繻子織の生地です。光沢があり、なめらかな肌触りが特徴。緞子（どんす）は、生糸を精練した絹糸を使用し、光沢感があり見た目は綸子と似ていますが、重厚感があります。錦織は、刺繍のような模様が浮かび上がり、重厚で華やかな生地です。

柄

白無垢の柄は目立たなそうなイメージですが、光の加減ではっきり見えます。縁起のいい柄で代表的なものには鶴や鳳凰、桜や梅、牡丹などの植物文様、御所車などの王朝文様などがあります。柄によって意味合いに違いがあるため、柄の持つ意味で選ぶのもよいでしょう。柄の大きさは、低身長の方は小さな柄のもの、高身長の方は大きな柄のものが似合います。

技法

白無垢にはさまざまな技法が用いられています。職人の手によって施される刺繍や金銀を薄く伸ばした箔を用いて柄を表現する箔押しなどです。こういった技法を用いた白無垢は、華やかで豪華な見栄えがします。

白無垢姿を写真に残そう！きれいな写真写りを実現するには

白無垢姿を写真で残すなら、美しい仕上がりにしたいものです。ここでは、白無垢姿の写真を撮るときにおすすめのポーズときれいな写真写りを実現するコツをご紹介します。

ポーズと姿勢

正座ポーズは、背筋を伸ばすと凛とした印象になります。うつむきカットもたおやかな女性らしさが表現できるのです。立ちポーズでは、反り返って見えがちなので、重心を前にし、首を伸ばしあごを引き、指先まで意識すると美しさが引き立ちます。見返りポーズも、白無垢の柄やヘアアクセサリーが映えるので美しい写真写りになるでしょう。

撮影場所と和小物

前撮りはスタジオ撮影のほかにロケーション撮影ができます。白無垢でのロケーション撮影は、神社仏閣や伝統的な街並み、庭園などを背景に撮影すると、魅力が引き立つでしょう。また、和傘や扇などの和小物を使うことで、華やかさが増します。

ヘアスタイル・メイク

ヘアスタイルには和髪の伝統的スタイルである文金高島田にして綿帽子や角隠しをかぶるものと、洋髪との2種類に分けられます。文金高島田は、地毛で結うよりはかつらをかぶることが多いです。文金高島田で撮影すると、落ち着いた雰囲気のしっかりとした婚礼写真が撮れます。

洋髪はアレンジも豊富で、ヘアアクセサリーも好みで合わせられます。かんざしやヘアアクセサリーをアクセントにすると、白無垢姿が華やかになります。白無垢に合わせるメイクは、質感のあるベースメイクが基本です。アイラインはまつげを埋めるようにくっきりと引きアイシャドウやチークを入れすぎないことがポイントです。

口紅は赤の口紅がもっとも映えます。メイクをプロに依頼する場合は、イメージする理想のメイクを事前に伝えておくと、写真写りが美しくなるだけではなく、仕上がったメイクの満足度が高まるでしょう。

まとめ

白無垢は、日本における伝統的で格式の高い婚礼衣装です。白を基調とした着物を着ることで、結婚のスタートとして素敵な記念になることでしょう。洋装での挙式を検討している方は、前撮り写真だけでも白無垢を着てみてはいかがでしょうか。白無垢にもさまざまな種類があります。自分に合う白無垢をじっくり探し、一生の記念となる美しい写真を残しましょう。

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